温度計トラブル事例集
- 事例1:親機と通信できない
- 事例2:データ通信が止まる(テスト)
- 事例3:値が一定で測定できていない
- 事例4:子機の電源が入らない
- 事例5:温度・湿度の値が大きく違う
- 事例6:子機の電源が入らない(その2)
- 事例7:大雨でデータ通信が止まる
事例1:親機と通信できない
症状:親機と通信できない。電源ON後に正常なら、LEDが「0.5秒間隔の点滅xCH数、データ送信後の1秒間の点灯」するはずだが、電源ON後にLEDが「0.5秒間隔の点滅」を繰り返す。
対策:マイコンの交換
交換したマイコン
事例2:データ通信が止まる(テスト)
通信テスト:親機を高さ1.1mに設置し、データ通信状態を観察。天気は晴れのち小雨のち曇り。子機の高さは約1.7m。親機子機間は60~70m。
結果:テスト開始(10時半)から小雨が降りだす1時半までは正常にデータが送られてきていた。しかし、小雨になると通信状態が悪くなり4時頃に通信が完全に途切れてしまった。
対策:親機を高い位置に移動し、再起動したところ通信が正常に戻った。
データ
親機の場所
親機と子機の位置関係
親機ー子機間(60~70m)
事例3:値が一定で測定できていない
症状:通信はできているのに測定値が変化しない。
対策:センサーとマイコンを結ぶコネクターが緩んでいないか確認する。センサーを交換する。
事例4:子機の電源が入らない
症状:電池を新しくしても子機の電源が入らない(LEDが点灯しない)
原因:子機の差し込みがずれている。(図4-1)
対策:子機を正しく差し込む。
図4-1.子機の差し込みがずれた例。
事例5:温度・湿度の値が大きく違う
症状:温度・湿度の値が実際と大きく異なったまま直らない。
原因:センサーの差し込みが逆になっている。(図5-1)
対策:センサーを正しく差し込む。
図5-1.センサーの差し込みが逆になっている例。
事例6:子機の電源が入らない(その2)
症状:電池を新しくしても子機の電源が入らない(LEDが点灯しない)。
原因:電池ボックスの接点が腐食していた。
対策:電池ボックスの接点をきれいにする。新しい電池ボックスに変える。
事例7:大雨でデータ通信が止まる
症状:子機からのデータ送信が大雨で途絶えた。
原因:大雨が2,3日続いたことで、親機が子機を認識できなくなったため。
対策:親機の近くに子機を移動し子機を再起動。データ通信を再開させ子機を元の場所に戻す。
備考:おそらく大雪が降ると同じ現象が起きる。