ビニールハウスの温度をモニターする
Furenai DIY Clubではビニールハウスの温度モニターをDIYで作ろうと試行錯誤してきました。能力と時間が足りないながらも、第三世代の試作品ができたので、振内町でモニターを募集しようと思っています。以下が特徴です。
第三世代の概要:
- Xbee、Arduino、ESP8266/32、AWS、データ通信ルーター、センサーDS18B20で構成。温度湿度を子機で計測して、親機に送信し、データ通信ルーターからAWSに送信するシステム。インターネットを利用してデータをモニターできる。
改良点:
- ESP8266/32を使うことでコスト削減。
- AWSの利用で、環境データがインターネットで確認可能かつ警報メールの設定を簡単化。
- 湿度は現状いらないと割り切り変更、センサーをDS18B20にすることでコスト削減。
新たな問題点:
- データ通信ルーターが高価。
- 格安データSIMに月300円程度の出費が高いか安いかの判断が不明瞭。
未改善の問題点:
- 夏場は温度制御の優先順位が低い。これは、本質的問題で実は温度計はいらないとも言える。結局はデータの有効利用ができる仕組みが成り立つのかということになる。
これまでの問題点を以下にまとめました。DIYで同じようなことをしている方の参考になれば幸いです。
第一世代の概要:
- Xbee、Arduino、RaspberryPi、ThingSpeak、センサーDHT22で構成。温度湿度を子機で計測して、親機に送信し、RaspberryPiよりThingSpeakにデータを飛ばすシステム。インターネットを利用してデータをモニターできる。
問題点:
- 農場から自宅にデータを飛ばして、自宅からインターネットにつなげるため、農場と自宅の距離が遠いと利用できない。
- ThingSpeakの無料利用が営利目的ではできない。
- 夏場は温度制御の優先順位が低い(ハウスの自動開閉は巻揚機の温度センサーで制御しているため?)。
- 湿度は優先順位が低い(湿度は制御していない?)。
- RaspberryPiのインターネット接続が利用者には容易でない。
- RaspberryPiは比較的高価。
第二世代の概要:
- Xbee、Arduino、RaspberryPi、RaspberryPi用ディスプレイ、IFTTT、センサーDHT22で構成。温度湿度を子機で計測して、親機に送信し、RaspberryPiでデータ処理と表示を行うシステム。インターネットを利用して警告メールを受信可能。
改良点:
- RaspberryPi用ディスプレイでインターネット接続を容易にした。
- ThingSpeakの代わりに、RaspberryPiでWebサーバーを使っってデータを表示。
- 環境データがインターネットで確認できないので、IFTTT警報メール機能を利用することにした。
- 飽差のグラフを表示できるようにした。
新たな問題点:
- Webサーバーを使っってデータを表示は自宅のLAN環境のみでしか閲覧できない。
- IFTTTのアカウント設定が利用者には面倒。
- 飽差データは優先順位が低い。
未改善の問題点:
- 農場から自宅にデータを飛ばして、自宅からインターネットにつなげるため、農場と自宅の距離が遠いと利用できない。
- 夏場は温度制御の優先順位が低い。
- 湿度は優先順位が低い。
- RaspberryPi、RaspberryPi用ディスプレイは比較的高価。